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ウマ娘とファンキルとサッカーと、ときどき法律の堅いお話。

「沼津すし之助」様のお寿司。

 本日2月10日(土)は3連休の初日です。

 元より出不精な人間ですので、本日も3連休分の食事の準備とお菓子だけ買って終わりにしようかな…と思っていたのですが、ふと思い立ちました。

 …お寿司食べたい。と。

 特にお財布が厳しいわけではないですし、また、買い物の時にも色々な食材や料理を見る中で、ふと普段食べないものへの強い魅力、執着ーー即ち、食べてみたいなぁ…と思う瞬間があるのは、きっと身体が何か栄養素的なものを求めているのではなかろうか?と思って、あまりに高価なものを除けば食べるよう心がけておりますので、つまるところ、きっと身体がお魚を欲しているのでしょう…、たぶんDHAあたりが足りないのでしょうか、と判断してお寿司を食べに行くことにしました。

 もっとも、数日前にお刺身を気の済むまで食べているものですから、もしかするとお魚ではなかったかもしれません。

 普段からお米も常食しておりますので、きっとお米でもないですから、恐らくお酢か何かかもしれません。こちらも数日前にお酢かなり多めの酢醤油でたっぷり餃子を食べているので、もはや何かは分かりませんが、ここまでグダグダと理由をつける必要もありません。食べたいのだから食べたいのです。故に食べれば良いのです。

 

 ということで、私のお気に入りのお寿司屋さんーー、「沼津すし之助」様(ららぽーと横浜店)へと向かいました。(公式HP:https://www.sushi-no-suke.com)

 このお店はチェーン店なのですが、非常に珍しいネタを多く提供してくださるお寿司屋さんです(もちろん、マグロや玉子やサーモン、エビ、イカ、タコなど標準的なラインナップもありますのでご安心ください)。

 店名についている「沼津」という土地には沼津港があります。住所的には静岡県沼津市になります。駅から少し距離はありますが、水族館と食事どころ、あとすごく大きな水門が備わった素晴らしい港町になっていますので、ご旅行におすすめです。

 この港ですが、実は目の前の海の海底が深海域になってまして、非常に多くの深海に住む魚たちーー深海魚を陸揚げしています。

 先に少し紹介した水族館も、正式名称は、沼津港深海水族館沼津港深海水族館と言って、非常に小規模ですが、深海魚の研究、展示に特化したちょっと珍しい水族館です(一般的に水族館と聞いて想像されるであろう、イルカショーとかアシカショーとかはありません。代わりに、深海域に住むダンゴムシ(オオグソクムシ)に触れたりしました)。

 また、近隣のレストランも深海魚料理が有名で、大変美味しかったです。

 

 ーーもうお分かりかと思いますが、「沼津すし之助」様では深海魚のお寿司を食べることができます。

 

 もちろん、深海魚と言っても、すごくメジャーどころでは、金目鯛も深海魚に当たります。なかなか派手な色合いをしている魚ですが、煮付けの姿ではご覧になったことがあるのではないでしょうか。

 当然ですが、「沼津すし之助」様では、お寿司で提供してくださいます!!(少し値段は張りますが…)

 それがこちら、

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 左側が普通の金目鯛で注文すると出てくるお寿司で、右側は『炙り』金目鯛です。

 生の方はすごく歯応えもあって、脂乗りも非常に良く、大変に美味しいです。もちろん金目鯛の味として、鯛に近いお味がするのですが、深海魚だからと言って取り立てて臭みがあるですとか、そういうこともなく普通のお寿司の仲間として食べられるかとは思います。大変に美味しく握ってくださいます。

 また、炙りの方は、提供直前、握られた直後に炙ってくださるのでほのかに温かく、また香ばしさもあり、少し歯応えも柔らかくなり、こちらも大変に美味しいです。こちらのお店の特徴ですが、炙り系のお寿司には全て塩を振って提供いただけるので、お醤油をつけずとも、程よい塩味で、お魚の味、脂の香りを強く堪能できます。

(ちなみに、個人的な感覚ですが、お魚の味や香りが強く出ているお寿司に関しては、それを強く味わい、満喫したければ、ワサビ抜きで頼むのが良いのでは?と考えています…、が、こちらのお店はサビ抜きで頼むと、とてつもなく可愛らしい子供用のお皿で提供されるので、だいぶ頼みづらさがあります…。写真はサビありで頼んでます)

 

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 順番が前後して恐縮なのですが、僕が必ず最初に注文しておりますのは、沼津地魚三点盛(画面右)になります。概ね、その日のオススメから1貫づつ握っていただける一皿で、行く度に内容が違ってとても楽しいです。

 本日は、ホウボウ、メダイ、あと炙り…、炙った何かのお魚でした!やはりちょっと見慣れぬ聴き慣れぬお寿司が出てくるのが、この一皿の、というかこちらのお店の推しているラインナップの特徴でしょうか…。

 こちらの店舗はお店の各席に設置されたタブレットで注文するのですが、おすすめとして表示されるのは、大半が見慣れないお魚です。マグロやエビなど、普通のお店で推してくる一皿は全く推してきません。沼津港で取れ、そして沼津港で名物になっているお魚を全力で推してきます(見慣れたお魚で言うと真鯛くらいしか推してきません)。

 そしてそれらがどれも、他ではなかなか食べることができない上、とても特徴的な食べ応えや脂の香りのする、とても美味しいお寿司揃い…、

 

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 ちなみに、お寿司以外にも意外なほどしっかりとサブメニューが豊富に取り揃えてあります。僕も全てを頼んだことはないのですが…、

 その中で、特にこれは…!という、メニューにあれば欠かさず頼む逸品が、こちらの金目鯛と鯛のあら汁になります。あら汁でございますので、お魚から滲み出た脂の甘み、お魚のエキスと旨味でいっぱいの汁はもちろんですが、

中に沈んでいる魚の骨にもたくさんのお肉がついていまして、大変に豪華な一皿ですの…。特に金目鯛のあら汁などはなかなか口にできないものですから、そのふわっとしながらも口の中で程よく弾ける弾力ーー、他では体験できないお味と食感が大変に美味しく…、また、魚の味を味わいやすくするためでしょうか、やや薄めの味付けになっていて、とても満足感があります…。いつも序盤に頼んでしまい、まあまあお腹いっぱいになってしまうのですが…、これがメニューにある日は欠かせません…。

 ただ、必ずしも常に置いてある商品でもないらしく、土日限定なのでしょうか…、平日には見かけない気がします。

 

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 ちなみに、青さの味噌汁(画面右。以前頼んだもの)も大変に美味しいので、あら汁がない時はお試しくださいな。

 

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 また、サーモンやマグロといった標準的なお寿司もラインナップされていますし、これらを頼んだところで嫌がられることもないので、安心してご注文ください。個人的には、とろサーモンと炙りとろサーモンが特にオススメです。ネタからお皿に垂れ落ちるほどの脂の乗り方のサーモンは初めて食べました…。

 

 という感じで、「沼津すし之助」様のお寿司を紹介いたしました。お近くに店舗がありましたら、是非一度行かれてみては…?

 …まぁ、静岡と横浜と立川にしかお店がないんですけどね。店舗紹介 - こぼれ寿司の沼津すし之助(回転寿司)

 回転寿司ではないためちょっとお値段は高めなので、ご家族よりもお一人やデートで行くのが望ましいかと思いますが…、

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 以前は〆によく食べていたのですが、すきみ巻きというメニューがありました。こちらも沼津のお寿司屋さん発祥の一品らしく。こちらも注文してから巻いてくださるタイプで、言ってしまえば、ネギトロのネギ抜きなのですが、マグロの濃ゆい味わいと脂の甘みが楽しめて大変に好んで頼んでいたのですが、ここ数ヶ月ほど行方不明…、無くなってしまったのでしょうか…。

 あれを復活させてほしいなぁ…と。いえ、ネギトロやトロタクはあるにはあるのですが、マグロのすきみを巻いた細巻きなんて他所ではなかなか食べられない、このお店だけの…!という感じでしたので、ちょっと残念です。